俺の親父はかっこいい。

10代最後、親父が末期ガンと診断されて死んだ。

 

 

親父も商売人。

 

オカンに暴力をふるいまくった。

 

お酒飲んで家族を傷つけた。

 

 

ちっちゃい頃、「ただいま」って言っても何も言わない親父が嫌いやった。

 

 

 

キャッチボールしたよな?

 

 

よく近鉄の試合に連れて行ってくれたよな?

 

 

沖縄以外、北海道から鹿児島まで全国に自家マイクロバスで色々連れていってくれたよな?

 

 

そんな親父だけは好きやった。

 

 

いつも強がっていた。

 

亭主関白やった。

 

病院に行ったことがなかった。

 

初めて病院に行くと言いだした時、あらゆる保険に入れと言った。

 

 

そして、診断は末期ガン。

 

 

痩せこけた親父に、あんなに暴力を振るわれたオカンが必死に看病してた。

 

病院のベッドでも親父は強がっていた。

 

大事にしていた庭の大きい桜が枯れた。

 

そして親父は天国に。

 

 

 

親父が生きていたら商売の相談したかった。

 

頑張っている姿を見てほしかった。

 

 

保険に入れと言った意味がやったわかった。

 

 

病院の費用。

手術代。

薬代。

家のローン。

 

 

そして、おかんの不自由のない幸せ。

 

 

考えただけで涙が出てくる。

 

 

ガンやと気付いて残るおかんの生活を考えて

苦しいのを我慢して保険に入ってからかなりの期間をおいて病院に行った親父。

 

 

かっこいいよ親父。

 

 

今おかんは再婚して、新しい父と幸せに暮らしてる。

 

お父さんと呼びたくなかったけど、

親父がおかんの幸せ考えて行動してくれたから、

そのことに気付いた2006年9月4日からお父さんって呼んでいる。

 

 

おかんが嬉しそうやった。

 

親父の分まで、おかんを大事にするから天国でヤキモチやくなよ!

 

 

無愛想な親父が、亭主関白やった親父が残した死んでから見つけた遺書。

 

 

「今まで看病をありがとう。
精一杯の愛情をありがとう。
また会う日まで、さよなら。」

 

かっこいいぜ親父!

 

 

 

 

森田耕輔

 

次回へ続く

 

 

 

 

社長

  • 森田からの一言
  • 次回は、親父の遺書に書かれていた事が実現するという、とんでもない記事です。
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